まず、ハードディスクは壊れやすい部品であるということです。
ハードディスクが故障したときには特徴的な症状を示すので、すぐ分かります。いつもより動作が遅かったりして、おかしいと感じたら、ハードディスクの点検を行ってみるのも良いでしょう。
購入から3年以上経ったパソコンは、常にハードディスクが壊れる可能性があります。
どんないいパソコンでもこれだけは防ぎようがありません。データを守るためにもバックアップはいつも取っておきましょう。
ハードディスクが異常を示す場合は、次のようなことです。
・ハードディスクへのアクセスランプが、ずっと点灯している。
・ハードディスクの内部から「カチン、カチン」と異音がする。
・ハードディスクが物理的に故障しており、全く反応がなく、Windowsも起動しない。
Windowsは起動しますが、先になかなか進まなかったり、再起動を繰り返すようなこともあります。
ハードディスクが壊れてしまったときは、自分で分解して調べてみるのは止めましょう。精密機器なので自分でさらに悪化させる恐れがあります。
ハードディスクが異常な状態になり、ご自分も気が動転している場合に、やれるものはやってみましょうということから、よく「リカバリー」をされた方がいらっしゃいます。
通常、パソコンのリカバリーをしますと、OSはリカバリーされて立ち上がりますが、これまで存在していたデータが消されてしまいます。絶対にリカバリーはしないでください。
困難な具体例を示します。
1.ハードディスク内部から「カチン、カチン」と異音がする。
ハードディスク内部には、レコードの針のようなもので、ヘッドが丸い円板の上にのっていますが、このヘッドが読み取り位置が制御できなくなり、カチン、カチンと音を発しているためです。
2.ハードディスクの「フォーマットしますか?」と要求があった。
この場合は、ハードディスク内部の円板上に異常が起きているための要求です。その異常を修復してやらないとデータは復旧できません。
3.ハードディスクのドライブが開かない、又は、一部のフォルダが開かない場合。
この場合も、ハードディスク内部の円板上に異常が起きているための要求です。その異常を修復してやらないとデータは復旧できません。
ご自分で復旧できるか確認する方法。(上記記載の症状の時は絶対にやらないでください。悪化に向かいますので。)
1.パソコンからハードディスクを取り出します。(パソコン型番 分解と検索すると分解の方法が見つかる時があります。)
2.外付けケースに取り付けて接続できるか確認する方法です。また、ハードディスクをクレドールのような(ハードディスクを縦に差し込んで使うもの)にセットして接続し、認識するかどうかです。認識した場合は、即、別のハードディスクにバックアップ作業を実施して下さい。
3.外付けハードディスクの場合。外付けケースを分解してハードディスク本体を取り出します。取り出したハードディスクを上記と同じく、ハードディスクをクレドールのような(ハードディスクを縦に差し込んで使うもの)にセットして接続し、認識するかどうかです。認識した場合は、即、別のハードディスクにバックアップ作業を実施して下さい。
外付けハードディスクのプラスチックのケース(金属ケースの場合もあります)内に、ハードディスクとUSB変換基板が入っています。USB変換基板が故障している場合は、お客様で取り出し可能です。
上記に記載しましたことは、自分で復旧できる可能性もありますが、その場合のリスクは自己責任になります。
これ以外は、ご自分での復旧作業は悪化傾向に向かうため、弊社のような安心できる専門業者に初期診断から復旧作業まで、ご依頼されることを推奨します。
この記事を読まれた方で、ご質問のある方は、ご遠慮なく、ファーストリカバリーまでお問合せ下さい。作成者:堀川孝志
ハードディスク復旧に関する詳しい説明は、ハードディスク復旧ページをご覧ください。
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